和楽器をもっと楽しもう!「ほうがくのわ」のご紹介
こんにちは!
和楽器を昔弾いていた方や今も趣味などで弾いている方に質問です。
誰かと集まって演奏したいな、と思ったことはありませんか?
皆でしゃべりながら合奏したり、真剣に練習に取り組んだりしていく。
それこそ、部活やサークル活動のように――。
実は、そういった思いから結成された和楽器コミュニティが関東にあります。
その名前は「ほうがくのわ」(https://hougaku.ohju.net/)
千代之音ではサイトトップページの中央部にリンクを掲載しております。
今回は名前を知らない方も知っていた方もわかりやすいように、「ほうがくのわ」がどのようなコミュニティであるかを書かせていただきたいと思います。
〇「ほうがくのわ」について
ほうがくのわは櫻樹(https://twitter.com/ohju17gen)さんという方が代表を務めている和楽器コミュニティです。
櫻樹さんは演奏をアマチュア、企画・プロモーションをビジネスとして邦楽に携わっており、和楽器を「楽しむ」ことに重点を置き、ほうがくのわを立ち上げました。
運営歴は15年、毎年交流会や演奏会などのイベントが開催されており、長年にわたって愛されているコミュニティです。
「和楽器音楽を通じて人と人とを繋ぐ」、そして「思い切り楽しむ!」目的で活動しており、「イベントの開催」「邦楽wikiの運営」「出版物・グッズの販売」を行っています。
〇イベントの開催
オンライン・オフラインで楽器を鳴らしたり、お話をしたりする気軽なイベントから、練習をしっかりと行いコンサートに参加するものまで様々なイベントの運営を行っています。
「ほうがくのわ」は会員制ではないので、都度参加費を払うだけでイベントに参加することができるのは良いところの1つです。
誰もが知る名曲をみんなで演奏する「やってみた」動画シリーズや、「和楽器FAN交流会」は手を挙げれば参加でき、ジャンル問わず楽器仲間と出会うことができるイベントです。
和楽器がメインの交流会ですが、ギターを用いて歌う方がいらっしゃるなど、ルールにとらわれすぎない楽しみ方ができます。
〇邦楽wiki(https://hougaku.ohju.net/wiki/)の運営
邦楽wikiとは楽器、楽曲、人物、グループ、書籍、グッズ、イベントなど和楽器音楽に関するあらゆる情報を掲載しているwebコンテンツです。
今後の演奏会情報・和楽器関連書籍・和楽器ユニットなど和楽器に関する多くの情報にアクセスすることができます。
中でも素晴らしいのが「楽曲検索」
作曲者別・楽器編成別で古典から現代曲まで和楽器の楽曲を検索することができます。
次の演奏会で編成だけが決まっていて、何を演奏するか決まっていない……。
そんな時に非常に参考になるツールです。
このツールは私も学生時代に大変お世話になりました。
収集曲数は3458曲。(2022年5月27日時点)
このデータベースの収集はなんと代表の櫻樹さんの手作業です。
15年にわたり集めてきた情報を和楽器演奏者のために閲覧無料で開放してくれています。
ほうがくのわを知らなくても、使っていた方はいるのではないでしょうか?
〇出版物・グッズの販売
出版ブランド「ほうがくのわ出版」では、「めざせポケモンマスター」や「紅蓮華」など誰もが知る名曲を和楽器編成にアレンジし、譜面の販売を行っています。
嬉しいポイントは縦譜の販売も行っていること!
五線譜が読めない方でも安心して購入することができます。
イベントでは出版された曲をみんなで合奏するものもあります。JPOPを大人数で演奏する機会は和楽器では中々ないので、和風バンドのようなスタイルで楽しむことができますね。
また、イベントの出展ブースやオンラインで和楽器にちなんだお菓子やグッズなどを販売しています。
様々な観点から楽器を楽しむ工夫をする姿勢に、脱帽するばかりです。
こちらは縦譜のマスキングテープ。
箏や三味線で譜面をめくる直前の手が込んでいる時に、余白に次のページの1,2小節を書き込んだことがある人はいると思います。
それをもっと見やすく書きやすくしてくれるアイテムです。
こちらは過去にイベントの際に販売された和楽器をかたどったお菓子。
練り切りで箏・三味線・尺八が再現されており可愛らしいです!
〇終わりに
いかがだったでしょうか。
イベント情報や交流会のお知らせは随時サイトやTwitterで発信を行っています。
コロナの落ち着きが見え始めてきた昨今、少しずつイベントなどにも参加しやすくなっています。
何か始めてみようかなと思った方、ぜひほうがくのわのサイト(https://hougaku.ohju.net/)をチェックしてみてください。
それでは、読んでいただきありがとうございました。